どうも桑田です。
肩こりや肩のトラブルは現代人に多いトラブルの一種です。
そのため、肩のマッサージをはじめ首肩のストレッチであったり、肩甲骨剥がしという名称で肩甲骨を動かす方法や手技が流行っています。
筋肉や関節を動かしやすい状態にする。
いわゆる構造的に動かしやすい状態にするということです。
構造的に動かしやすくするメリットとして
- 即効性がある
- 気持ちいい
- やった感がある
- わかりやすい
が挙げられます。
ですが、万能ではなく、時間が経つと同じ症状に戻ってしまうという特徴もあります。
では、構造的に整えた後にどのような事を追求すれば良いのでしょうか。
肩の感覚を確認してみる
当店が最重要と考えている「感覚」。
肩においても同様で、特に肩こりや肩のトラブルで悩む人のほとんどが感覚が機能していないことが多いです。
自分自身の肩が「今」どういう角度で動いているか、という感覚を分からなくなってしまっています。
だからこそ肩や首の筋肉を固めて短くしてしまったり、突っ張らせて緊張させてしまうわけです。
そして、また構造を整えてもらったり・・・という繰り返しになってしまいます。
では、どうすればいいのでしょうか。
一つ提案として「肩がどのように動いているか確認」をしてみてはいかがでしょうか。
やり方は簡単で
- 鏡など自分の姿が見えるものの前に立ちます
- 目を瞑って片腕を横に上げます。その際に上げる角度を予め決めておきます(①45°、②60°、③80°など)
- 予めて決めておいた角度まで上げたら目を開けて鏡で確認しましょう。
- 引き続き、違う角度にしてみましょう
- 肩の上げ下げを3往復くらいして自分の動かす感覚と実際を一致させていきます
意外と難しく、初めて行うとほぼズレていることが多いです。
この確認は単なる検査ではなく「感覚を養うボディワーク」としても重要です。
肩こりや肩のトラブルを持っている方はぜひ活用してみてください。
肩の動きを少しでも感じれると
先ほど紹介したボディワークを行うと、やった前後で肩の感じが変わるかと思います。
動かすときはもちろん、何もしていない時でも肩の感じ方が違うのではないでしょうか?
肩は動かしていない時でも、姿勢の制御のために役立っています。
そのため力を抜いてフニャフニャになっているわけではなく、適正な力加減かつ力まないでいてくれます。
肩が適正な状態でいてくれると首だけでなく、腰や脚など下半身の状態も良くなります。
実は下半身のトラブルで困っている方にも大切な感覚です。
あとがき
どうしても「硬い」「縮こまってる」「動かない」というイメージを持たれがちな肩や肩甲骨周りですが、そもそも感覚的に肩の状況を分かっていない、という部分が疎かにされがちです。
だからこそ慢性的に繰り返しやすい症状になりやすいとも言えます。
肩こりや肩のトラブルで慢性的に悩んでいるかたは是非ともお試しください。
では。