どうも桑田です。
6月に入り、気温の上昇はもちろん湿度も高くなり、疲れやすかったり調子を崩す方が増えてきました。
最近、皆さんにちらほら相談されるのが「睡眠」に関することです。
中でも疲れているはずなのに寝付けないといったお悩みが多いです。
疲れているのに寝付けないのにはどういった原因があるのでしょうか。
首が力んでいて手や腕がリラックスできていない
睡眠をとるということは「体を床またはベッドに預ける」必要があります。
あお向け、横向き、うつ伏せ どの姿勢の寝方においても共通していることです。
そのため頭や首はもちろん、上肢(肩から手まで)がリラックスしていることが大切です。
どうしても私たちはスマホやパソコンの作業上、頭から体を前に曲げて傾けていることが多いです。
頭から体を前に曲げ続けていると「首」による制御が強くなり、必然的に上肢の緊張が高まります。
さらにその状態を習慣化してしまうと色々な姿勢をする際に首による制御がクセとなり、寝るために横になる際にも首での制御となりやすいです。
結果、仰向けや横になって寝る時にも首に力が入り手や腕がリラックスできない状態となります。
また私たちは手と思考の関連が強く、考え事をしている時には手に力が入りがちです。
裏を返せば、手に力が入っている状態では頭も休めないことになります。
首での制御を減らす
そうなると首にばかり頼る習慣を変えていかなければなりません。
そこで重要になるのは「胸」や「背中」です。
私たちの生活動作の関係上、首で制御してしまえば胸や背中を使わなくても生活をできてしまう環境にいます。
しかし、そのままでは先ほどの状態から脱却することは難しいです。
そこで背中や胸を使えているかのチェック方法とそれを修正するためのワークを一つ紹介します。
胸や背中を使えているかのチェック
1.あおむけになり膝を立てます
2.お臍を覗き込むように頭を上げましょう
3.どこの力を使いましたか?
よく使われがちな部位 首 喉 腹筋
本来は胸と背中が動くため首や喉はもちろん、腹筋もそんなに使われません。
もし、この3箇所が目立つようであれば胸や背中を使えていない可能性があります。
修正ワーク
1.タオルなど少し厚さのある物を用意します
2.うつ伏せになり胸元に対して横にタオルを敷きます
3.両手をおでこに当てて右手が上になるようにします。
4.胸元のタオルから胸を離さないように頭を上げます。この際に右手で補助をして上げてください
胸をタオルから離さないで持ち上げるので、そんなに高くは上がりません。
5.5〜10回ほど繰り返します。
この画像も実際にワーク後にチェックした動きです。
ワーク前と比較すると胸や背中が動き、楽に大きく動けています。
え、なんでうつ伏せで反るような動きをして、胸を背中を丸める動きが楽になるの?と不思議に思った方も多いのではないでしょうか。
動きの要素で考えると真逆ですが「胸」や「背中」を使うという意味では同じことです。
特に胸元にタオルがある分意識がしやすく正しい動きを誘発しやすいです。
寝る前にも簡単に行えるチェックとワークですのでぜひご活用ください。
いかがでしたでしょうか。
寝付けないというとどうして自律神経絡みの内容やブルーライトによる影響を優先して考えてしまいますが、実際には首や上肢による影響は大きいです。
ぜひ寝付けなくて困っているお方は、対策の一つとして行ってみてはいかがでしょうか。
ではでは。